クオリティの高い音楽番組として名高いNHKの『SONGS』に吉澤嘉代子さんが出演した。
吉澤嘉代子さんが語った言葉、自室に揃えてある本など、ファンにとっては嬉しい放送内容がてんこ盛りだった。
この記事では、吉澤嘉代子さんが出演した『SONGS』の放送内容をまとめる。
吉澤嘉代子がお気に入りの場所
インタビューは、吉澤嘉代子の地元・埼玉県川口の河川敷で行われた。
この河川敷は、吉澤嘉代子が子どもの頃から来ている場所で、今でも落ち込んだ時に来る。
子どもの頃に、飼っていた犬の散歩で河川敷を訪れた。
ちゃんと歩かない犬で、わーって走り出しちゃうけど、嬉しそうだから、また連れてきたくなる。
ずっと一緒に入られる友達は犬だけだった。
吉澤嘉代子の部屋
真っ白な机の上にはノートパソコン。
机の上段の棚には、吉澤嘉代子がお気に入りの本がぎっしりと入っている。
机の左の棚は歌詞ノートが入っていた。
机の横には棚があり、1段目にはかわいい小物が並び、2段目にはCDが入っている。
吉澤嘉代子さん所有の本
- 魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン
- えほん・どうぶつ図鑑 (とぴか)
- 兎丸愛美 写真集 きっとぜんぶ大丈夫になる
- 岸辺のヤービ 梨木香歩
- 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集
- その場小説 いしいしんじ
- ぶらんこ乗り いしいしんじ
- 適切な世界の適切ならざる私 文月悠光
- 屋根よりも深々と 文月悠光
- 洗礼ダイアリー 文月悠光
- わたしたちの猫 文月悠光
- 臆病な詩人、街へ出る 文月悠光
- やがて秋茄子へと到る 堂園昌彦
- てんとろり 笹井宏之第二歌集
- ひとさらい 笹井宏之第一歌集
- シンジケート 穂村弘
- たんぽるぽる 雪舟えま
- タラチネ・ドリーム・マイン 雪舟えま
- ラインマーカーズ 穂村弘
- 野良猫を尊敬した日 穂村弘
- もしもし、運命の人ですか。 穂村弘
- 異性 角田光代・穂村弘
- ユリイカ 2016年8月号 特集=あたらしい短歌、ここにあります
- ユリイカ2006年5月号 特集=藤田嗣治
- あずきちゃん女の子おうえんブック
- 星の王子さま―オリジナル版
- 羊をめぐる冒険(上) 村上春樹
- 随筆 衣食住 志賀直哉
- 求愛瞳孔反射 穂村弘
- トリツカレ男 いしいしんじ
- プラネタリウムのふたご いしいしんじ
- ハルカ・エイティ 姫野カオルコ
- 目薬キッス 秋元康
- ポーの話 いしいしんじ
吉澤嘉代子の歌詞ノート&歌詞のイメージ
吉澤嘉代子の歌詞ノートには、曲ごとに細かい人物設定が書き込まれている。
地獄タクシー
登場人物のスケッチがある。
女性のスケッチの近くに34〜36と書いてあり、その年齢をイメージしているよう。
- タクシーかりる
- おおきなカバン
- うつくしすぎる奥さん
- レースの手袋
- 大正
- お金持ち
- 家にいびられ 子無し
残ってる
その子は、大学3年生ぐらいで、アルバイトをしてる。
日曜日から月曜日になって平日が始まって、
でも、その子は大学の授業入ってないみたいなイメージ。
吉澤嘉代子の言葉
吉澤嘉代子にとっての物語
私にとっては物語が1本のわらだった。
自分じゃない何かに変身することによって、その物語を読んでいる間、ひとときの間、
まさに読みかけの本があるうちは守られている気がしていた。
それによってバランスを保っていた。
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サンボマスターとの出会い
テレビを見ていたら、サンボマスターが歌っていた。
サンボマスターは私を知らないけど、確実に私目がけて訴えかけてきていると思った。
サンボマスターの熱量が、そのときの自分が欲していた熱量とピッタリ合わさった瞬間だった。
その時に自分もそういう歌が歌いたいって強く思った。
曲が出来上がるっていう瞬間から、ずっと震えが止まらなくなって、クラクラした。
これを通して私は世の中とつながれるのかもしれないって、初めて人生の光が見えたっていったら大げさなんですけど。
吉澤嘉代子が歌うこと
自分が絶対生きててなり得ない職業とか、ことばの使い方とか思い切り演じられる。
3分4分の間だけ、誰かになって、その人生を生きる時間が、自分にとって、今生きてるって感じになる。
頑張れみたいな歌を歌う気は、さらさらないんですけど、自分が人生を楽しむことによって、逃げた先に扉があるということを肯定したい。
吉澤嘉代子は今楽しいか
楽しいことも苦しいこともあるんですけど、今までの人生でずっと今が一番楽しいです。
子どもの頃に戻りたいと思ったことは一度もない。
大人はその楽しさを子どもに伝える義務があると思ってる。
それが大人の仕事。
だから、大人は個性的じゃなければいけない。
楽しまなきゃいけない。
おわりに
吉澤嘉代子さんのお気に入りの本が映されたシーンに思わず身を乗り出した吉澤嘉代子さんファンも多かっただろう。
ファンとしては、この1冊1冊を読んで、吉澤嘉代子ワールドの源にふれてみたくなる。
私も読んでみたい本がいっぱい見つかった。
そして、今一番楽しいですか?と聞かれたときに吉澤嘉代子さんが伝えてくれた言葉。
「大人はその楽しさを子どもに伝える義務があると思ってる。それが大人の仕事」
ただ日常を生きていると、毎日に疲れてしまって、今が楽しいのかを振り返ることが出来なくなってしまう。
そんな時は自分を日常から切り離して、子どもに伝えられるぐらい人生を楽しめてるか、考えてみたい。
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