吉澤嘉代子さんの2ndシングル『残ってる』購入した。
今回はCDもさることながら、初回限定盤のライブDVDに度肝を抜かれた!
この記事では吉澤嘉代子『 残ってる』 (初回限定盤)のレビューをしていきたいと思います。
『残ってる』
この曲はこんな一節で幕を開ける。
改札はよそよそしい顔で
朝帰りを責められた気がした
吉澤嘉代子「残ってる」から引用
朝帰りの虚無感と小さな灯火。
私がバンドマンだったころ、朝帰りすることがよくあった。
昼間にバイトして、夜中に6時間パックでスタジオ入って、朝帰り。
朝、疲れて帰る私と、出社するサラリーマン。すれ違いざまに受ける蔑んだ視線。
私はなんとなく責められているような気がして、このままバンドを続けてていいのかな?
自分がやっている事に意味あるのかな?とか考えてしまって落ち込んた。
スタジオで演奏し続けた熱が、サラリーマンたちとすれ違う風で冷まされて、まだくすぶっていて…。
私は、演奏した音楽が心の中で燃え続け、残っていたからこそ、あの時、立ち向かえたのかもしれない。
この曲は20代の女の子が主人公ですが、誰もが持つ朝帰りの思い出を呼び起こしてくれる。
ワンピースを着ていなくても、ネイルをしていなくても、女の子じゃなくても、生きてるなら伝わるものがある。
『残ってる』ピアノと歌.ver
収録曲を見たときに同じ曲かと思った。
しかし、アレンジでこうも変わるのかと驚かされた。
バンド.ver以上に詞の主人公の気持ちを投影している。
冒頭の切ないところから、曲の全てを使って気持ちが表現されているように感じた。
怪盗メタモルフォーゼ -CM Version-
CM.Ver……短い!
これまた吉澤嘉代子さんらしく、かわいい女の子っぽい曲。
このあと、大胆にアレンジしたフルバージョンが『女優姉妹』に収録された。
関連記事 「吉澤嘉代子『女優姉妹』レビュー」を読む
獣ツアー ライブDVD (初回限定盤のみ)
このライブDVD、13曲+2曲で計15曲も収録。
通常盤と初回限定盤の差額¥2,000。実質¥2,000のライブDVD。
かなりオトクだ。
アルバム『屋根裏獣』を中心としたセットリストで、吉澤嘉代子の世界観が満喫できる。
これからツアーに参加する人にもピッタリ。
「ユートピア」からスタートし「ラブラブ」、「ねえ中学生」「らりるれりん」えらばれし子供たちの密話」から「地獄タクシー」までの流れはとくに最高だ。
おわりに
『残ってる』に共感できるのは20代女子だけではない。アラサー男性だって歌詞に共感できる。
初回限定盤のライブDVDも本当にお買い得。まだ手に入るのであれば、初回限定版をおすすめしたい。
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