【元プロドラマーのCDレビュー】吉澤嘉代子『ミューズ』感想

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吉澤嘉代子『ミューズ』レビュー

2ndシングル『残ってる』のロングヒットで知名度を上げた吉澤嘉代子。

ヒットの勢いをそのままに、妄想の世界から《現実》の世界にやってきた吉澤嘉代子がリリースしたのが『ミューズ』だ。

表題曲の「ミューズ」は吉澤嘉代子の力強さとやさしさが感じられ、聞く人の傷を癒やしてくれる。

この記事では、吉澤嘉代子の3rdシングル『ミューズ』をレビューする。

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01.ミューズ

MVに安達祐実を起用したことでも話題になった「ミューズ」

吉澤嘉代子が語りかけるようにはじまった曲は、明るいイントロが聞く者を迎えてくれる。

Aメロのギターが吉澤嘉代子の歌に力強さを与え、Bメロでの包み込むような歌から、勇気を与えるサビが展開されると何かに守られているような気分。

かがやきは傷の数だけ
いびつな傷跡が乱反射した
戦っている貴方はうつくしい

吉澤嘉代子『ミューズ』より引用

歌詞からは吉澤嘉代子からのハッキリとしたエールが受け取れる。

どんなに傷ついても、その傷の分だけかがやく。
かがやきをまとって人生と戦っている貴方は美しい。

この世の中を生きている人の多くは傷ついても、力強く生きていて、それを称賛されることもなく、黙々と生きている。
それはとてもカッコイイことなのに、誰にも認められない。

でも傷つきながら生きていることは尊いことなんだと思い出させてくれる歌詞だ。

02.おとぎ話のように

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