中古レコードを買って、プレイヤーにセットしようと外袋から出すとなんだか汚い。ジャケットはザラザラしているし、盤面はくもっていて、そのまま家に置いておきたくない……。
そんなときはジャケットとレコードを掃除しよう。
この記事ではかんたんにできるジャケットとレコードのお掃除方法と紹介する。
ジャケットの掃除
ジャケットは基本的に紙で出来ているので、水気のあるものはNG。
クイックルワイパー用のドライシートでサッと拭くぐらいしかできないが、筆者はもう少しキレイにしたいと思った。
そこでアルコール除菌ウェットティッシュを使って、ジャケットをサッと拭く。コーティングされているジャケットであっても、インクが色移りする場合があるので、どれぐらいダメージがあるかは実際拭いてみるまで判断しにくい。
拭いてみるとホコリやヤニ汚れなどが取れ、ジャケットにさわった感触もザラザラ→サラサラになる。
帯は薄い紙なので、ウェットティッシュで吹くとすぐふにゃふにゃになってしまう。ダメージが大きいため、帯には触れないようにするか、掃除前に外したほうがいい。
全体をウェットティッシュで拭き終わったら、普通のティッシュで乾拭きして完了。ここまで掃除すると、外袋に入れても袋が汚れない。
レコード盤面の掃除
続いてレコード盤面を掃除する。
レコードクリーナーは各メーカーからさまざまな商品が出ているが、今回はディスクユニオンが販売している「レコクリン」「レコクロス」を使う。
ジャケットから内袋ごとレコードを取り出す。
内袋からレコードを取り出し、ワークマットに置く。
このワークマットはディスクユニオンで販売されている「レコード用ワークマット(帯電防止仕様)」。約2,500円と正直割高なので、机に直置きしなければ何を敷いてもいいと思う。
ただし、盤面に細かい糸が付着するような布はおすすめしない。
盤面にレコクリンを垂らす。5、6箇所に500円程度。
レコクロスを8つ折りにしてレコードの円に沿って拭いていく。うずまきのようにぐるぐると外側から内側に移動していき、ラベルの手前まで拭く。
拭き終わるとレコクロスが結構汚れていた。
次に新しいレコクロスを使い、同じようにぐるぐると乾拭きしていく。
終わったら、レコードをスタンドに立てかけて5分程度乾燥させ、同じ手順で反対の面も掃除する。
乾燥させておくスタンドがあると便利だ。私はナガオカの乾燥用レコードスタンドを使っている。1枚しか乾燥させられないため、待ち時間が発生するが、折りたためるし、安価なので、気に入っている。
まとめて何枚も掃除するなら、複数枚を立てかけられる乾燥台を使ったほうがいいだろう。
盤面が乾燥したら、内袋に入れて、ジャケットに戻せば完了だ。
古い内袋に戻してしまうと汚れが再び付着するため、新しい内袋に入れるのがおすすめだ。
今回使用したお掃除アイテム