俺のレコード予算が月1万で済むわけない！2024年3月号

制限がないと預金が尽きるまで買ってしまいそう……ということでパートナーから提案された「レコード購入予算月1万円」企画。今回は2024年3月号をお送りする。

ここ最近何十枚と買っているので、さすがに買い過ぎだろうと思い、今月は自重して少なめに抑えた。

シリーズ  「俺のレコード予算が月1万で済むわけない！」シリーズを読む

単独購入編

中島みゆき作品BESTアナログ

2014年発売のCD『中島みゆき作品コンプリート』をアナログ化。曲数が絞られたのは残念だが、レコードで聴きたいので、リリースされたのはうれしい。

中島みゆきの曲と研ナオコのボーカルはベストなコンビで、数々の名曲がある。このアルバムもハズレ曲なし。

青い風のビーチサイド

松本典子の2ndシングル。

松本典子のEP収集中なので、4枚まとめ買いした。

「青い風のビーチサイド」(A)はふんわりとしたボーカルが楽曲とマッチしているし、矢野顕子作曲の「ジンジャー」(B)の軽やかさも良い。

虹色スキャンダル

松本典子の4thシングル。

「虹色スキャンダル」(A)はひたすら2択を迫ってくる歌詞のインパクトが強すぎて、コミカルな感じになっちゃってるけど、作曲は久保田利伸なんだよな……。

「感性のままに」(B)はドラマチックな歌メロとアレンジが際立つ1曲。

NO WONDER

松本典子の5thシングル。

「NO WONDER」(A)は芹沢廣明・作曲のキャッチーソングで、サビのメロが耳に残る。Aメロ→Bメロ→サビと緩急の付け方も上手く、鷺巣詩郎のアレンジも光る。

オリエンタルな雰囲気の「三枚の写真」(B)は三木聖子のカバー。

儀式(セレモニー)

松本典子の6thシングル。

「儀式」(A)は松本典子の楽曲のなかで一番好きな曲。憂いを帯びたボーカルが楽曲イメージにハマっていて、曲にドラマが見えるのが良い。作詞・作曲は中島みゆきで、彼女がリリースしたセルフカバーアルバム「回帰熱」に収録されたバージョンはドスの効いたボーカルが秀逸だった。

まとめ

タイトル	アーティスト	購入価格
中島みゆき作品BESTアナログ	研ナオコ	6,820円
青い風のビーチサイド	松本典子	281円
虹色スキャンダル	松本典子	380円
NO WONDER	松本典子	380円
儀式(セレモニー)	松本典子	380円
	合計	8,241円

パートナー同伴編

色が舞う

梅沢富美男の4thシングル。

「夢芝居」「恋曼陀羅」に続く富美男名曲を探索中。「色が舞う」(A)はアレンジが欲張りすぎてお腹いっぱいな感じ。

寒水魚

中島みゆきの9thオリジナルアルバム。

「悪女」(A-1)が聴きたいと思って購入したけど、実際に聴いてみるとこんなに軽かったっけ？と思うほどサラリとしていた。歌い続けるうちに歌唱が変わっていったんだろうな。興味深い。

「捨てるほどの愛でいいから」(A-4)は研ナオコにピッタリの曲だなーと思っていたら、すでに歌っていた。さすが名コンビだ。

COMPLETE

稲垣潤一の1stベストアルバム。

オリジナルアルバムは集めてるし、ベストは買わなくてもいいかと思ったら「未発表曲『アウトサイダー』を含む～」と書かれた帯に惹かれて購入した。

「ドラマティック・レイン」(A-1)「夏のクラクション」(B-4)は間違いないし、「雨のリグレット」(B-1)「アウトサイダー」(B-2)あたりのメロウな雰囲気も良い。

BLOODIEST

聖飢魔II、23年ぶりの大教典。

背後にうっすら見えるダミアン浜田が気になって購入した。楽曲提供した流れでこのジャケットになったのね。

疾走感のあるハードロックナンバー「LOVE LETTER FROM A DEAD END」(A-1)がかっこよくて、しょっぱなから心をわしづかみにされた。「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」(A-3)、「荒涼たる新世界」(B-1)も良かった。

不思議

中森明菜の9thオリジナルアルバム。

去年から明菜のアルバムを集め始めて、ついに『不思議』までたどり着いた。ボーカルがうっすらとしか聴こえないという評判は知っていても、まずは自分で聴いてみないことには何も言えない。

身構えていたからか、実際に聴いてみるとボーカルは思ったよりも聴こえるなという印象。とはいえ、他の作品と比べればかなり後ろに引っ込んでいるので、ボーカルアルバムとしては致命的だと思う。

ボーカルを聴き取ることに集中するため、逆に他の楽器が耳に入りにくくなっている気がする。ボーカルも楽器の一部であることを表現したいのであれば逆効果だったのではないだろうか。

Siesta

河合その子の2ndオリジナルアルバム。

聞かず嫌いだった河合その子をちゃんと聞こうと思って、シングルをひと通り聴いたら好みだった。じゃあアルバム曲はどんな感じなのかと気になって購入した。

かっこいい系の曲が好きなので、ザ・アイドルソングといった感じの曲にはいまいちハマらなかったが、「青いスタスィオン」は良かった。

ラズベリーの風

荻野目洋子の4thオリジナルアルバム。

ベストを買ったら荻野目ちゃんにすっかりハマってしまった。それからはオリジナルアルバムも収集している。

NOBODYが作曲している「フラミンゴ in パラダイス」(A-2)、「真夜中のストレンジャー」(B-4)が好みだが、全体的にノリが良くていい。

サマー・ヒロイン

河合奈保子の4thオリジナルアルバム。

河合奈保子のアルバムも収集中なので、購入した。

夏をイメージしたアルバムらしく、「I My Me Mine」(A-1)から爽やかさが全開。「ラブレター」(A-3)はもともと好きな曲だけど、やっぱり名曲だなと再認識しつつ、「帰れない」(A-5)のシリアスな曲調に惹かれた。

アイドルソングのなかで埋没しないのは楽曲のクオリティーもさることながら、河合奈保子のボーカルの軽やかさによるところもあるんじゃないだろうか。

あるばむ

河合奈保子の5thオリジナルアルバム。

作詞・作曲がA・Bで分けられており、A面が竹内まりや・林哲司、B面が来生えつこ・たかおとなっている。

洗練された印象のA面は林哲司効果かと思っていたら、それだけじゃなかった。しっとりとした「Invitation」(A-1)、都会的な印象の「追跡」(A-3)はどちらも編曲が大村雅朗。アレンジ力が遺憾なく発揮されている。

まとめ

タイトル	アーティスト	購入価格
色が舞う	梅沢富美男	330円
寒水魚	中島みゆき	580円
COMPLETE	稲垣潤一	480円
BLOODIEST	聖飢魔II	3,300円
不思議	中森明菜	1,100円
Siesta	河合その子	380円
ラズベリーの風	荻野目洋子	580円
サマー・ヒロイン	河合奈保子	480円
あるばむ	河合奈保子	480円
	合計	7,710円

今月のまとめ

種別	購入価格
単独購入編	8,241円
パートナー同伴編	7,710円

単独購入編は予約していた研ナオコのLPと松本典子のEP買えるだけ購入。他にも欲しいレコードはあったが、グッとこらえてストップした。

実店舗での購入は9枚に抑えた。ここ最近のドカ買いで、さすがに懐具合が怪しくなってきたのもあり、金額的にも1万円を超えない程度になってよかった……。

シリーズ  「俺のレコード予算が月1万で済むわけない！」シリーズを読む