レコードプレイヤーがほしいと言い続けて数年、購入に否定的だったパートナーを説き伏せて、ION Audio Vinyl Transportを買った。
「安いし、スピーカーいらないし、場所をとらないよ!」とVinyl Transportの利点を説明していたのだが、パートナーが懸念していたのはレコードが増えるほうだったようだ。
たしかにレコードプレイヤーを買ってからは少し時間が空いたら、国内外問わず通販サイトを見ているし、ほしいものが無限に出てくる。たしかにこのままでは歯止めが効かなそう……。
湧き出る物欲に打ち勝つため、パートナーから提案された「予算月1万円」案を受け入れ、ブログの企画としてやってみることにした。
- 購入予算は月1万円 ※送料を除く
- 購入時にはパートナーの承認を得る
致し方ない予算オーバーとかもあるだろうし、ゆるルールということで!
シリーズ 「俺のレコード予算が月1万で済むわけない!」シリーズを読む
『Lo-Fi City Pop』
アーティスト:Grey October Sound
レーベル:P-VINE
フォーマット: LP
発売日:2023/7/19
購入価格:3,953円(新品)
Lo-fi Hip HopのコンピレーションをリリースしているGrey October Soundがシティボップの有名曲をカバーしたLP。
Lo-fi Hip Hopの”チルい”雰囲気とシティボップの相性が良く、のんびりしたいときに流すのに最適だった。
シティボップの定番曲、松原みき『真夜中のドア~Stay with Me』(A-3)、竹内まりや『プラスティック・ラブ』(A-2)、泰葉『フライディ・チャイナタウン』(A-1)など、実直な選曲となっていた。
ボーナス・トラックでコラボアーティスト違いとはいえ、『真夜中のドア~Stay with Me』がA/B両面に収録されているのがもったいない。その枠を使って別の曲を収録してほしかった。
サーカスの『Mr.サマータイム』(B-3)が入っていたのが良かった!
『ドーナツドードー オリジナル・サウンドトラック』
アーティスト:Sean Bialo
レーベル:CASSETRON
フォーマット: EP
発売日:2023/9/20
購入価格:2,207円(新品)
懐かしのビジュアルがレトロゲーマー界隈で話題になったアクションゲームのサントラ。
ハイテンポでノリが良い「Fun House Fiasco」(A-1)、メロが印象的な「Ferris Wheel Frenzy」(A-3)、「Steel Works Sizzle (exA-Arcadia)」(B-1)など名曲ぞろい。個人的には今年リリースされたゲームサントラのなかでもトップと言えるクオリティだと思っている。
タイトルとかけて、ドーナツ盤(中心の穴が大きい)だったり、ラベルにドーナツが描かれていたりと盤面自体にもこだわりが見られる。作曲者・Sean Bialoのインタビューも収録されており、レーベル・CASSETRONの仕事ぶりが素晴らしい!
ラベルがかわいいのいいよね!
『88 Keys II』
アーティスト:Akira Kosemura (小瀬村晶)
レーベル:SCHOLE RECORDS
フォーマット: LP
発売日:2023/3/24
購入価格:3,300円(新品)
映画やテレビドラマ、ゲームなどさまざまエンタメシーンで活躍する小瀬村晶のピアノソロLPで、『88 Keys』の続編。
あたたかみのある「Evening Light」(3)、せつなげな「Untouched Rainforest, Pt.1」(5)「Alter」(11)などさまざまな表情を見せる1枚。雨の日に聴きたい。
『WAR』
アーティスト:柴田恭兵
レーベル:フォーライフ
フォーマット: EP
発売日:1987/4/29
購入価格:330円(中古)
私の永遠のあこがれ、柴田恭兵のEP。
日テレが夕方に『あぶない刑事』の再放送を繰り返すものだから、幼少期にめちゃくちゃ影響を受けた。そもそも私がレコードプレイヤーを買った目的も柴田恭兵のアナログ盤を聞きたいからだし……。
『WAR』はサビ前に入る恭サマの台詞「ふざけるな……」がめちゃくちゃカッコよくて、もう最高。恭サマ曲では定番の女性コーラスもバッチリハマっていて、シンプルなビートなのにドラマチックな曲として成立しているのがスゴい。
今月のまとめ
今月はいくら使ったのかな?
タイトル | アーティスト | 購入価格 |
---|---|---|
Lo-Fi City Pop | Grey October Sound | 3,953円 |
ドーナツドードー オリジナル・サウンドトラック | Sean Bialo | 2,207円 |
88 Keys II | Akira Kosemura | 3,300円 |
WAR | 柴田恭兵 | 330円 |
合計 | 9,790円 |
予算1万円を気にしていなかったはずなのに、数百円まで使っていたことに驚いた。
今月はなんといっても、柴田恭兵『WAR』をめちゃ安で買えたのがうれしかった!
今後も昭和歌謡やアイドルソング、ゲームサントラなどを中心に買い集めていきたい。