元バンドマンが考える!「売れて欲しくない」というファン心理

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「売れて欲しくない」というファン心理
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私がバンドでお金を稼げるようになってから、少しずつファンとのギャップを感じるようになった。

その当時はなんで分かってくれないんだ!と思っていたが、今考えるとファンの心理も分からなくはない。

この記事では「売れる」ことについて、ファンとバンドの気持ちをそれぞれ考えてみたい。

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ファンがバンドに売れて欲しくない理由

「売れて欲しくない」というファン心理01

バンドにはつらい話だが「あまり売れて欲しくない」と思っているファンは少数いる。

その理由は主に2つある。

ファンとしての優越感

「私だけが知っている」「私は見る目がある」など、ファンが少ないバンドを応援することで優越感を得るファンがいる。

そういうファンは、バンドにも積極的に投資してくれるし、愛情も深い。
ファンが少ないときは実にありがたい。

しかし、ファンが増えてくると「私だけが知っている」という優越感は薄れ、変化を批判するなどバンドの敵になることもある。

バンドの迷走

もちろんファンだけに原因があるわけではない

音楽が好きでバンドをはじめたはずなのに、少し売れると本来の良さを失ってしまうことがある。

たとえば、ファンを意識しすぎた結果、そのジャンルのなかでの流行りを取り入れすぎて、個性が死んでしまう。
すると、その個性が好きで応援していたファンはガッカリするだろう。

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バンドが売れたい理由

「売れて欲しくない」というファン心理02

理由は単純だ。

音楽だけで生活したい

実家がお金持ちで生活は安泰という人以外は、音楽活動をしながらバイトをしている。(ファンからお金をもらっている人もいるが……)

チケットノルマは達成できなければ、自分で負担するしかない。
楽器などの機材も買うし、フライヤーも作る。レコーディング費用、衣装代もかかる。

アルバイトをキツキツに入れなければ生活費までお金がまわらない。

しかし、音楽でお金が稼げるようになれば、今までアルバイトをしていた時間を音楽あてることができる
そのためにはまず売れなければならない。

音楽を多くの人に届けたい

バンドマン同士で話すと、

  • 自分が良いと思った音楽を伝えたい
  • 演奏スキル、テクニックを自慢したい

などさまざまな意見が出てくる。

音楽を発表する以上は自分の音楽をたくさんの人に聞いてほしいと思っているはずだ。

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ファンとバンドの妥協点

「売れて欲しくない」というファン心理03

ファンとバンドはどちらも正しいと思う。そもそも単純に白黒つけられる話ではない。

たとえば、バンドに対して売れ線批判をするファン。
バンドからすれば「それなら、あなたが売ってくれるの?」と思ってしまう。

逆に売れることを意識するあまり「本来の良さを失う」バンドもいる。

しかし、最終的にはファンに一歩引いてほしい。

バンドは解散するかもしれないし、引退するかもしれない。
それぞれが無限に活動できるわけではないのだ。

もしファンとしてどうしても許せない路線変更があったのなら、バンドは引退したものとして、それまでの楽曲を愛してもらえないだろうか。

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おわりに

私がバンド時代によく言われたのは、

  • CDのバージョンをいっぱい出すな!
  • 店ごとに特典を変えるな!

ということ。

正直に言うとバンド側もやりたくてやっているわけではなかった。

しかし、事務所・レーベルからの指示もあるし、ショップ側から「うちだけの特典」をつけてくださいと言われることもある。

バンドからしたら、どこで買おうが音源を聞いてくれるだけでもうれしい
自分が好きなショップで好きな形式の音源を買ってもらえるだけで充分だ。

えむ

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えむ

えむ

ドラマーとして複数のV系バンドに参加。ワンマン、ツアー、レコーディング、握手会などを経験する。
バンド解散後、サポートドラマーに転身。数多くのバンドで仕事をしたのち、約10年の活動に区切りをつけて引退。
えむグルーヴでは過去の経験を活かし、バンドマンへのアドバイス記事を書いている。

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